Alice In Wonderland
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修理日報

タイミングベルトテンション調整

ある日ふとエンジンをかけると,どうもフロントの右側から何かをたたくような音がする...

しばらくしてエンジンが温まると音も鳴り止んでしまったのだが,
気持ち悪いので異音のしていたタイミングベルトカバーを外し見てると,
案の定,タイミングベルトのテンションが甘くなっていて,
ベルトがIn側とOut側のカムシャフトドライブプーリーの間で弦になり
上下に震動しているのを発見した.

まあすぐさまベルトが外れるようなレベルではなかったが,
ここが弓形になるという事は当然InとOutのバルタイもずれるし
クランクとInまではまあそこそこ突っ張っているが,
やはり点火タイミングもずれているだろうという事で
タイミングベルトアイドラーの調整に挑戦する事にした.

修理書を見る限り,さすがFFだけあってかなり面倒.
まず最初に一番上のベルトカバーを外し,ウインドウウォッシャータンクを
取るまでは非常に簡単.
次にウォーターポンププーリーに掛かっているベルトを外さないと
物理的に中央部のタイミングベルトカバーが外れないので,
ウォーターポンプベルトアイドラーをゆるめようとするが,
これが結構硬い.
何せ車載パンタで片輪だけ持ち上げて,タイヤ外してそこからの作業.
ボルト一つはすすのも一苦労なのである.
どうにかこうにかベルトアイドラーをゆるめてベルトを取ったが,
次に待ち構えていたウォーターポンププーリー外しがまたきつかった.
何せ4本止めのタイプなゆえ,一つのビスを回そうとしても,
プーリーごと回ってしまうのである.

後日知ったのだが,ほかの2本にドライバーをたすきに掛けて固定して,
他のボルトを外せば楽に取れたらしい.

その時はそんなこと知らなかったので,メガネを2つつかって,
片方を締め付ける要領で片方を緩めるという永久ループを
微妙に締め付けを押さえる事で,4本何とか緩めた.

ここで修理書を見ると,エンジンマウントRHを外せと書いてある.
確かにマウントが邪魔で,タイミングベルトカバー(真ん中)が
外れそうで外れない.
がしかし,さすがにそんなものを外せるほどのパワーと根性が無かったので
何とか隙間からアイドラーを止めているボルトを確認し,
無理矢理メガネをねじ込んで,モンキーで延長して思いっきりパワーかけて
緩める事に成功した.

#さらっと書いているが,所用時間は実に3時間くらい(^^;

まーなんやかんやでベルトのゆるみを取り,アイドラーも締め直して
エンヂン回したら,まー前よりはかなりベルトの振動は少なく,結構良い感じ.
そのまま軽くテストランして,完了!と思いきや
コーナリングするたびにガキガキ音がする...

...タイヤの本締め忘れとった(汗)

教訓:ネジはしっかり締めましょう.(当たり前だ)

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