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修理日報
続続:空燃比フィードバックモニターの怪
かってに決め付けて納得して一旦は終わりを迎えたように見えた フィードバックモニター電圧の件であるが, その後の調べで,やはりおかしいという結論に戻ってしまった. 事のいきさつはこうである. 相変わらず頭の中でなにかに納得出来ずにいろいろ考えていた. 整備書にはこう書いてある. TE1解放後のVF電圧チェックは,2500回転からアイドリングに戻して 素早く行う事. 電圧チェック中にOxランプが点滅している事を確認する事. 点滅が止ってしまったら,再度2500回転に保持して, O2センサーを暖めてから行う事. つーまーりー やっぱりVF電圧をモニターする時には,O2センサーが暖まっていて なおかつ "センサーによる空燃比フィードバックを行っている!" という事である. だって,点滅するって書いてあるもんね. リッチ,リーンを繰り返すって事は,制御してるってーこった. おそらくヒーター内蔵の101のO2センサーは,上記整備書の言う所の Oxランプの点滅が消えるという事はないにしろ, やはりVF電圧はフィードバックしている時のリアルタイム情報なのだ. そうと分かれば,自車で実験. まず,エアフロのバイパス経路を再度いじってみる. 思い切り締め付けると,VFは0V付近に落ち込む. 徐々に緩めていくと,電圧が1.1V付近に跳ね上がる. 更に緩めていっても1.1Vのまま. 仕方ないので,スロットルボディーのバキュームを半分抜いて,途中から強制的に エアーを入れてあげると,電圧が1.9Vくらいに上がった. ここまでは以前に確認済み. しかし,上記理論が正しければ,電圧はもっと上がるはず...と思い 思い切ってホースを更に緩めてみると... おー 3Vくらいまで一気に針が上がった. よーするに,このVF電圧というのは,アナログ的ではなく 数段階の電圧でフィードバック状況を教えてくれるものらしい. なんにせよ,現状の1.1Vというのは,確実にリーン制御に偏っている. しかし,エアフロメーターの出力電圧,吸入温度センサーの電圧, エンジン水温センサーの電圧,どれもみなほぼ標準値が 入力されており,異常とは考えにくい. となると,空燃比の"空"の方は疑う余地があまり無い. 要するに,"燃"が怪しいのである. 以前にも書いたが,インジェクターは新品と交換しているので まーとりあえず除外して良いだろう. 燃料ポンプおよびフィルターに関しては, 今回の症状が,リーン制御,すなわち 放っておくとリッチになってしまうという事から, これらの異常とも考えにくい. というか,リッチになってしまう=燃圧が高いくらいしかないから 一番怪しいのは,プレッシャーレギュレーターなのである. しかーし,こればっかりは,圧力計が無いとチェックできん. しゃくだが,ディーラーに頼んでチェックしてもらうのが得策かなぁ. もうすぐ車検だしね... ってことで,手持ちの工具で調べられる限界に来てしまった. もし燃圧計が手に入ったら,チェックしてみよーっと.