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修理日報
続:空燃比フィードバックモニターの怪
空燃比フィードバックモニターの値がおかしくて夜も眠れぬ日々が続き(嘘) いい加減すっきりはっきりしゃっきりさせたいので. エンジンコンピューターを取り外してチェックをば,いたしました. まず単体をばらして目視チェック... どー見ても問題無し. もちろん半導体が特性不良になってたらお手上げですが, 見た目じゃわからん. 仕方ないので,今度は動作させながら,各端子の電圧をチェック. ...やっぱり問題無し. まーあえて言うならば,エアフロメーターから入力される電圧が 若干低めかなぁ. 結局謎は解けない... でも,冷静にいろいろ考えてみた結果,以下の考えに落ち着いた. まず,VF端子の電圧であるが,修理書を見る限り,2分ほどO2センサーを暖機して フィードバック制御が掛かり,O2センサーの出力が0-1Vをふらふらしている間に アイドル状態にして,センサーが冷えないうちにVF電圧を測れと書いてある. つまりこの事から,アイドル状態のVF出力は,その時のO2センサーの出力を リアルタイムに使用しているという事になる. #だって冷えたら駄目って書いてあるもんね. よーするに, "アイドル回転時の空燃比は制御してないから,センサーが暖かいうちに 様子を見て,丁度リッチとリーンの中間くらいにあることを確認してね!" と言っているのではなかろうか. もしそうであれば,アイドル回転時のO2センサーの直接出力を見れば, 0-1Vの中間である0.5V付近を指しているはずである... と思い,自車のO2センサーの出力をモニターしてみると... 何とアイドル回転中も0-1Vを行ったり来たりしている. これはアイドル回転中も空燃比フィードバックを行っている以外の なにものでもない!!! そう言えば101のO2センサーはヒーター内蔵型であった... アイドル中も空燃比フィードバックを行っているのであれば 当然VF電圧が今までの物と違うのでもある程度は納得が行く. しかし,まだ謎は残る. 実はこのVF端子電圧,私の知る限り,0V,1.25V,2.5Vくらいの,3値を取る事が判明している. 何をトリガーに電圧が変わるのかというと,エアフロからの入力電圧なのである. 無理矢理エアフロのバイパス経路調整ネジを締め込むと0Vくらいに落ち込む. で,緩めていくと1.25Vくらいに跳ね上がる. 更に限界まで緩めてもやはり1.25Vくらいなのであるが,更にエアフロの検出量を 少なくするべく,スロットルボディーのバランスパイプへのバキュームホースを 半抜きにして空気を流入してやると,2.5V付近に針が飛ぶのである. この3段の中間値はなく,それぞれがデジタル的に切り替わる. 勝手な推測で,0Vだとアイドル時リーン制御振り切れ,2.5Vだとリッチ制御振り切れ なのかなー... それなら納得行くのだが,どうして0-2.5-5Vじゃないのかな. うーむー もしかした更に高い電圧を出す事もあるのだろうか... という事で,今度はエアフロメーター出力を任意に変えられるような治具を付けて VF電圧を測定してみる事にしよう. というわけで,結局謎は解けきらないままだが, なんとなく納得. しかーし やっぱり車の調子はおかしい(時がある)ぞ... 根本的問題の解決には全く至っていないのが 悲しい所である. 確認のため,AE111がアイドル時空燃比制御を行っているかいないかを 今度またとみさの車で見させてもらおう. #これで制御してて,なおかつVF=2.5V付近って事になると #またまた眠れない日々が来てしまう...